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【海外の性病事情と国内の比較】予防対策で注意しておきたい3つのポイント

2022 10/19
【海外の性病事情と国内の比較】予防対策で注意しておきたい3つのポイント

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ここ数年、世界的な社会現象となっている若者を中心とした性感染症の蔓延。

国内でも減少傾向のみられた性病もある反面、ここ数年は横ばい状態、または梅毒のように劇的に増加しているケースもあります。

 

そんな中、先日ニューヨークの性感染症事情がニュースとなっていました。

ざっくりと言いますと、状況は日本国内と変わらず、梅毒、淋病、クラミジアなどの性交渉により感染する疾患の報告数が急増中とのこと。

危機感を感じているのは北米も同じ、日本だけじゃないんですね・・・。

セックスのスタイルが多様化、複雑化したことで、クラミジアや淋病の感染ルートも以前よりも複雑になりました。対策を行うにしても、一筋縄ではいかないのが現実のようです。

今回はそんなニューヨークの性病対策からみる国内の性病(性感染症)予防と感染したくないなら絶対に忘れてはならない3つのポイントをまとめておきます。

もし現時点で『もしかしたら・・・と疑わしい行為や気になる症状がある場合、最低限の検査項目で構いません。一度検査しておけば安心できますよ!

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なんと性病対策予算が29億円

ちなみに先日発表されたNY、デイリーニュースによるニューヨーク市の性病対策予算の記事はこちら。

ニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市で性感染症(STD)患者が急増していることを受け、市保健衛生局が、STD対策に充てる予算を1550万ドル(約17億5千万円)から2550万ドル(約29億円)へと大幅に引き上げていたことが、独立予算局が同日発表した報告書により明らかになった
引用 dailysun 【STD急増で対策 NY市が対策予算引き上げ】より

ざっくりと要点ををまとめると、ニューヨーク市をはじめとした北米の性病(性感染症)の感染者数はここ数年、急増の一途をたどっているらしく、それに伴い性病対策の予算が大幅に増額された・・・というわけです。

 

数字としてはニューヨーク市のデータを掲載していますが、北米全体でも同じような増加率ということで保健衛生局も本格的にSTD撲滅運動に踏み切るとのこと。

 

ま、ここ数年の厚生労働省も同じように性病対策には本腰を入れて取り組んでいます。

遠く離れた北米でも同時多発的に性病感染者の報告が急増しているとはちょっと意外な気もしますね。

 

ちなみにニューヨーク市で報告されている性感染症の患者数は2006年の約5万人強から2015年には8万人強、そして今年も着実に感染者数は伸びているとのこと。

この短期間で1.5倍に急増する事態を重くとらえ、本格的に広告キャンペーンとを行い性病対策撲滅運動を実施することが決定したようです。

海外の性病事情と日本の性病事情はそう変わるものではない!

 
このニュースを、遠く離れたアメリカの出来事と楽観視している方もいますが、実は国内の状況のほうがさらにヤバい…という見方もあります。

というのも以下のグラフをご覧の通り、梅毒感染者については過去数年間で劇的な増加を見せています。

とくに若い女性、または男性間でのアナルセックスによる感染者数の増加が後押ししているのか、ここ数年は倍々ゲームのように感染者が急増しています。

 

もちろん厚生労働省も、この事実は放置できないとして書く広告キャンペーンを積極的にここ数年行っています。この辺りはニューヨーク市の保健衛生局と同じ状況といえるでしょう。

北米、国内と性病感染者が一向に減らない理由とは?

ではこれほどまでに厚生労働省も対策を行っているにもかかわらず、いっこうに国内の性病感染者報告数が横ばい、または増加しているのはなぜなのでしょうか?

 

この理由にはいろいろあるかと思いますが、小中高と学校教育における性教育の仕組み、また性感染症に関する知識不足、相変わらず市場規模を伸ばし続ける風俗産業なども関係しているかと。

このように、実店舗型のサービスが落ち着いてきたものの、デリヘルのような無店舗型のサービスが確実業績を伸ばしています。

 

基本、ソープやヘルスにおいても、性病検査や各種の対策は店舗まかせ(従業員まかせ)という部分もありますが、デリヘルの場合、実店舗型以上に検査や対策がなされていません。ほぼ無法状態なのです。

 

結果、デリヘル嬢を介して男性に・・・そしてパートナーの女性に感染するケースも多発中です。お気をつけください!

性病(性感染症)の予防対策で最低限、注意しておきたい3原則

性病予防
というわけで、自分の身を守るのは結局のところ自分自身・・・以下、クラミジア、淋菌感染症、梅毒、ヘルペス等、さまざまな性病(性感染症)から身を守る3原則をまとめておきます。

1.絶対にコンドームは着用すること!

基本的に多くの性病の感染経路は、セックスにおける粘膜同士の接触、または精液や膣分泌液の接触。

 

簡単な話、コンドームを着用することで大半の性感染症は予防できるということ。

コンドームの着用=避妊というイメージが強いですが、避妊はもちろんのこと、これからはコンドーム着用=性病予防と考えを改めるべきでしょう。

 

ちなみに日本の教育機関ではコンドームの着用方法を具体的に解説するようなシチュエーションはありませんが、イギリスやオーストラリアをはじめとした先進国では普通に学校で教えてもらう内容です。

 

中には大学の構内の自動販売でコンドームを販売しちゃっている学校まで存在します。つまりコンドームと距離感がまったく違うんですよ。

 

日本でも本気で性病予防を徹底させたいならば、恥ずかしさを捨てて、その辺りの意識改革が必要かもしれませんね。

 

 

ちなみに以下のグラフをご覧ください。

避妊や性病のリスクが無いシチュエーションでわざわざコンドームを使用しますか?

参考サイト オカモト株式会社

日本の若い男性を対象にしたアンケートでは、このようにできればコンドームを着用したくないという方が半数以上。で、そのコンドーム着たくない理由については以下のとおり。

参考サイト オカモト株式会社

こういった理由のために、自分が感染、または大切なパートナーを感染させている・・・ということを再確認しておいてもらいたいものです。

 

 

ハッキリいってコンドームを着用するときの気まずさなんて、性病(性感染症)に感染したことを報告するときの気まずさの1/1000程度のものですよ!(経験済み)

 

それに最近じゃ生に迫るほど感度のいいコンドームなんて山ほど売られています。本気でずっと楽しくセックスを続けたいなら、気まずさなんか気にせず、まずゴムを買ってからヤリましょう!

2.包み隠さずパートナーに報告する(される)

この部分も、性病感染者数がなかなか減少しない大きな理由の1つ。

 

性病=パートナー以外とのセックス性病=浮気と直結する方が多いため、性病に感染した事実をパートナーに打ち明けられない・・・という方も正直、多いです。

 

それについては以下のページでも詳しく解説していますのでご覧ください。

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ちょっとグラフをご覧ください。

もし自分が性病に感染した場合パートナーに打ち明けることができるか? というアンケートに対して以下のような回答が出ています。

基本的に正直に打ち明ける方が男性の約5割、女性の約6割・・・つまり男女とも半数近くが、躊躇する、または治療してすぐに治るような性病だったら黙って治療を続けるという回答。

 

そのため性病(性感染症)と知りつつも打ち明けられず、誘惑に負けてセックスを続けた挙句にパートナーを感染させてしてしまう・・・という方も少なくないのです。

報告するには勇気がいるでしょうが、パートナーのためにも早めに伝えてください。

 

当サイトでは何度もお伝えしていますが、性病は自分だけ治療したところで解消されません。

パートナーと一緒に治療をはじめ、2人で治療に取り組むことで、初めて解消されるのです。

 

特にクラミジアや淋菌感染症の場合、打ち明けなかったためにパートナーに感染すれば、ピンポン感染で必ず自分に戻ってきます。

 

とくに女性の場合、8割りは自覚症状がありません。

そのくせ、放置すれば子宮頚管炎や不妊症と深刻な症状を引き起こします。非常に厄介なんですよ。

 

なので自覚症状が無い場合でもかならず報告して検査だけでも受けてもらってください。

以下のページで、手軽に郵送で可能な性病検査キットの比較してます。絞り込んで受ければ数千円とお手頃ですよ。

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【性病検査キット比較】低価格は?誰にもバレないのは?売れ筋の検査キット発表 – サカオークリニック

 

3.自己判断で治療を中断してしまう

性病の中には、先に述べたようなクラミジアや淋病のような自覚症状が少ないもの、または自覚症状が全くないものがあります。

 

さらに厄介なことに、症状が一定期間だけ現れ治癒したかのようにスッと消えて体内に潜伏してしまうタイプもあります。(梅毒とかですね)

 

そのため自然治癒できたのだろう・・・または薬の効果が出て完治できた・・・と勘違いされて治療中断される方がじつに多いです。

 

こういった治療を最後まで行わずに中断したことで長引くケース、再発を繰り返すケースも感染者が減らない理由の1つ。

基本的にそれぞれの性病において治療期間はある程度決まっています。以下の表をご覧ください。

病名 特徴と症状 治療法と治療期間
梅毒 主に粘膜の小さな傷から細菌が侵入

主な症状約3週間程度で感染部位に米粒~小豆大の硬くて赤いしこりができる

炎症を起こしている部位に1週間~10日間、抗真菌剤入の軟膏または膣剤
性器クラミジア 男女とももっとも感染者の多い性病(性感染症)

主な症状尿道の炎症により排尿痛、女性の場合は不正子宮出血や下腹部痛、性交痛

抗生物質の服用あるいは注射により2週間ほどで治療可能
淋菌感染症 ここ数年で男性に急増中

主な症状尿道炎から強い排尿痛、尿道から黄色い膿、女性はおりもの増加、頻尿、排尿痛

治療は抗生物質の服用で、1週間程度で治療可能(症状によっては数週間のケースもあり)
尖圭コンジローマ 性器周辺にとがったイボが密集してできる

主な症状性器~肛門にかけて鶏のトサカやカリフラワーのような薄茶色のイボが集中してできる

ベセルナクリーム等、軟膏の場合だと8~16週間程度

外科的切除の場合も、再発のリスクを考えても術後3ヶ月は経過をみる必要あり

性器ヘルペス 一度ウイルスに感染すると潜伏し続け体調により発症を繰り返す。比較的女性に多い

主な症状陰茎、亀頭に水疱~潰瘍、女性の場合は外陰に水疱、破れると激しい痛みで発熱や排尿痛も

抗ヘルペスウイルス薬の飲み薬や塗り薬によって1~3週間程度で症状がおさまる(症状がおさまるだけで持続感染はしています)
トリコモナス膣炎 トリコモナスという原虫が陰部に感染して発症、主に女性が感染

主な症状膣炎や外陰炎を引き起こし、悪臭をともなうおりものと強い痒み

 

内服薬を1週間~10日、場合によっては膣錠を用いる

このように、細菌やウィルス、原虫を完全に死滅させるための期間は、どんなにしっかりと正しい治療法を行ったところで最低限必要な期間は決まっているわけです。

 

なので症状が一時的に改善されても、辞めずに完治するまで継続してください。最終的に再検査を行って病原体の有無もできれば確認しておいてください。

海外の性病事情よりある意味やばい国内の性病事情・・・自分の身は自分で守る!

 
というわけで、性病(性感染症)感染者数がいっこうに減る兆しのみえない海外と国内の性病事情を比較して予防対策をお伝えしました。

 

保健衛生局や厚生労働省も各方面でキャンペーン等を頑張ってくれてはいますが、現時点、自分の身を守るのは自分の行動のみ・・・この部分を忘れないでおきましょう。

とくにこういった男女・・・

  • 不特定多数のセフレ(セックス・パートナー)がいる
  • 盛り上がった勢いから、行きずりの相手とヤることがある
  • パートナー(セフレ)が頻繁に変わる
  • 基本ゴム無し!コンドームの使用が少ない
  • 安全日はコンドームを使わない(つかいたくない)
  • アナルセックスなど出血するようなセックスをしている

自覚症状が無いだけで、今現在も何らかの性病(性感染症)に感染している可能性すらあります。

 

また自分は特定のパートナーとノーマルのセックスしかしない!だから性病(性感染症)は大丈夫!という方もいますが、そんなお気楽な考え捨て去って下さい。

なぜなら20歳前後の女性の約10人に1人がすでにクラミジアに感染している…というデータもあります。

 

素人もプロも境界が消えつつあります。頻繁に出会い系を利用しているヘビーユーザーの素人さんならプロ以上に危険な場合だったありますからね。

この辺りを肝に銘じておきましょう。

とにかく性病(性感染症)から自分の身を守るには・・・

ちょっと長くなりましたので内容をこの場でまとめておきます。

  1. 特定のパートナーとのセックスでも、お互いに性病検査を行っていない場合、とりあえず生挿入や生フェラ、クンニ、69等は控える(検査で陰性が確認できたら存分に行ってください)
  2. もし自分に少しでも性病の疑いがある場合、挿入、オーラルセックスは控え、直ちに検査を行い陽性であればパートナーにすぐに使える。そしていっしょに治療を開始する。
  3. 残念ながら運悪く感染していた場合、すぐに治療を開始し、医師が指示した治療期間内は症状が消えても治療を継続する

こういった部分を徹底することで、性病(性感染症)のリスクを減らす、または感染しても確実に早期で回復できます。

 

それでも生挿入や生フェラ、クンニは我慢できない!という方もいるでしょう。もちろん大人ですから自分で判断してリスクを覚悟の上、行うなら何ら構いません。

 

ただ性病(性感染症)になった場合、クラミジアや淋菌感染症程度でも、約10日~2週間のインターバルとなってそばらくはセックスは厳禁!

下手すれば性病(性感染症)が原因となって口論となり関係が悪化・・・なんてことも。(これも経験済み)

 

というわけで管理人としては、末永く充実したセックスライフを続けるためにもしっかりとリスク管理して性病(性感染症)を予防しておくことをおすすめします! 以下のページもご活用ください!

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  • 感染症・予防接種相談窓口 
    厚生労働省が業務委託している外部の民間会社により運営されている感染症・予防接種相談窓口では、性感染症、その他感染症全般について相談に受け付けています。すぐにクリニッを受診できない方、症状について不安のある方はぜひご利用ください。

    電話番号:03-5276-9337【午前9時~午後5時(土日祝日、年末年始を除く)】

    出典:厚生労働省「性感染症について」

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